スパイダーマン3

『スパイダーマン3』
Spider-Man 3


spiderman3


製作総指揮 ジョゼフ・M・カラシオロ / ケビン・フェイグ / スタン・リー
製作 ローラ・ジスキン / アヴィ・アラッド / グラント・カーティス
監督 サム・ライミ
脚本 サム・ライミ / アイバン・ライミ / アルヴィン・サージェント
原作 スタン・リー / スティーブ・ディトゥコ
原案 アイバン・ライミ
撮影 ビル・ポープ
美術 J・マイケル・リヴァ / ニール・スピサック
音楽 クリストファー・ヤング
衣装 ジェームズ・エイクソン / カティナ・ル・カー
特撮 スコット・ガードン / ジェリー・プーラー / ダニエル・P・ローゼン / ショーン・シュア / スコット・ストクダイク
出演 トビー・マグワイア / キルスティン・ダンスト / ジェームズ・フランコ / トーマス・ヘイデン・チャーチ / トファー・グレイス / ブライス・ダラス・ハワード / ジェームズ・クロムウェル / ローズマリー・ハリス / J・K・シモンズ / ビル・ナン / エリザベス・バンクス / ディラン・ベイカー / テレサ・ラッセル / クリフ・ロバートソン / テッド・ライミ





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あるオフ会で、数人で鑑賞しました。ちなみに横席の男性は「5回泣いた!」と感想。

ボクの感想?
「1,800円がかかってる映画には間違いない」って感じ。
正直、割り切れない気持ちが残る。「アメリカ人やから? ライミ演出やから? そんなにドライなの?」

(ここからネタバレです)

新フォルムに身を包んだニューゴブリン、最初の戦いで負傷し記憶を一部を失うハリー・オズボーン。
見舞うのを逡巡し、医師に促されて入った病室で「親友よ」と言われてピーターよ、
「しめしめ」と口を噤む事にしたのは、本当の友情なのか?
「命を捨てても惜しくない」との言葉通り、命を呈して救ったハリーに、ピーター、君は恥ずかしくはないのか?

心の憎悪部分・凶悪部分を増幅させるという“黒い病原菌”にアンプリフォーされたのは、ピーター、君の深層心理なのだな? 心の奥底に“わずかでも”その思いがあったのだな?

ハリーに対する憎悪、MJに対する妬み。

確かにその“黒い心”に悩み、訣別する決心をする訳やが、「あれは“黒い心”がもたらした、オレの虚像だ」で、ピーター、君は割り切れて、割り切ってしまうんだな?

CGやキャラ構築(サンドマンの出自に関しては、かつての『バットマン』シリーズごとく、荒唐無稽でボクは好きです、ハイ)のレベルの高さに比べ、観賞後の気持ち的になぜか割り切れない思いが残った超大作でした。


(2007/アメリカ作品)


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